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企業の繁栄は「報連相」にかかっている

 企業は収益を出していくために色々な工夫をします。管理責任者がその成果を出していくためには、「報連相(ほうれんそう)」が重要な役割を果たします。「報連相」とは、「報告・連絡・相談」の略で、企業の繁栄は「報告・連絡・相談」にあるといっても過言ではありません。
 本コラムでは、とくに営業部門・チームの強化という視点から、この「報連相」を解説していきます。

1.何人くらいの部下が適当か  (前回解説

2.情報伝達ルートはどうすればよいか
 組織内のメンバーは、常に特定の1人の上司からだけ命令を受けるようにします。各メンバーからすると必ず1人の上司から命令や指示を受け、そのフードバックとして「報連相」を行うという関係性になります。
  「命令の出どころを1つにする」。これが守られないと、組織として統一的な行動の維持が困難となります。指示命令系統が明確でなければ、誰が誰の言うこと を聞いてよいかわからなくなるからです。そういう事態を防ぐためには、組織図などを作って命令の流れを分かりやすくすることが必要です。

 AとB の2つの部署があった場合、Aの部署のメンバーがBの部署のメンバーに指示や命令をすればおかしなことになります。下手すれば組織の秩序の崩壊にもつなが りかねません。良かれと思って手伝ったり、アドバイスをすることも、状況によっては越権行為と取られかねないので気をつけましょう。

 また、分か らないことを分からない人同士が相談して対応を決めている状況を目にすることがあります。上司から受けた指示について迷った場合に、聞きやすい仲間内で確 認したりします。上司の意図と仲間の考えが同じであるとは限りませんので、分からない場合は、必ず分かる人(指示を出した本人あるいは社歴の長い先輩等) に確認を取りましょう。
(高澤 彰)
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