ブログ&コラム
 本シリーズでは、ベテラン経営コンサルタント・竹本次郎先生にゲスト執筆を担当いただき、長年にわたる経営コンサルタント、大学教授としての知見をベースにしたビジネスシーンで役立つ「物事の考え方・とらえ方のヒント」を紹介していきます(月一更新予定)。
・・・管理人

人をみて法を説け

 サラリーマンは毎日、会社や得意先などいろんな人と様々な場面で接しながら自分に課せられた任務・仕事をこなしています。
 相性のよい人ばかりならよいのですが、中には何となく虫の好かない人もいます。どのように対応すればよいのか、迷いながら日々を送っている人も多いでしょう。


 ともあれ、人が百人寄ると百通りの顔が見られるように、それぞれが個性に満ちた存在です。個性は顔かたちばかりでなくその行動様式も同様です。とりわけ主義・主張に関する事がらについては、その是非が問われる場合にはさまざまな論議を呼び起こすことも少なくありません。
 もの静かな人、口数の多い人、議論好きの人、いつもにこにこ笑顔を絶やさない人、怒りっぽい人など、いろんなタイプが見られます。
 しかも面倒なことに、表面に表れている性格と奥に潜んでいる性格とが必ずしも一致しない例もあるのです。皆さんの周りでも、怒りっぽいのに意外と人情深く面倒見がよい上司など、このような例がすぐに思い浮かぶのではないでしょうか。

 では、なぜ意見や主張の違いが生ずるのでしょうか。性格の違い、思想の違い、生活様式の違いなど、さまざまな要素の違いを見逃すことができません。
 したがって人を説得する必要に迫られた場合には、その人物の性格や思考様式、発想様式についてあらかじめ心得ておくことが肝要となりましょう。つまり"人をみて法を説け(解け)"ということが、あらゆるビジネスシーンで大切になってくるのです。


竹本次郎(たけもとじろう)/経営コンサルタント。鹿児島大学卒業。東京都労働経済局商工指導所、上武大学大学院教授を経て現職。著書に『トータルコストダウンの進め方』、『コンサルティング理論と技法』など。
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