ブログ&コラム
 管理人の宮崎です。
 このページでは、主宰高澤彰と私、それからゲスト執筆者が、ビジネスや営業スキルの向上に役立つコラムを連載しています。
 私の場合、前職が出版社勤務(『法人営業実習ノート』の担当編集者)でしたので、「本」をテーマに進めていきます。新刊、既刊、古典を問わず、またジャンルもビジネス書に限定せずに様々な本を取り上げていくつもりです(様々といっても1年にせいぜい15冊ですが・・・)。

15冊の本で夢が叶う!?

 世界で初めて営業マニュアルをつくり、〈セールスの父〉と言われるジョン・パターソンの教えを現代のビジネスシーンに合わせて解説した『パターソンの営業法則』という本があります(ジェフリー・ジトマー著/浦谷計子訳、ディスカヴァー・トゥエンティワン、2005年)。
 その74ページに、読書の大切さを表現したこんな言葉がありました。

「あなたなら15杯のビールを選ぶか、15冊の本を選ぶか。ビールを選べばたどり着くのはトイレだが、本を選べばトイレと言わず、レストランのオーナーにだってなれる」

 本を作ることを仕事にしている者にとってはたいへんありがたい言葉です。でも、「本ならばなんでもいい、ということではないだろう。仕事に大いに役立つ本もあれば、『読んだ時間を返してくれ』といいたくなるような本もある」という読者の声も聞こえてきそうです。
 たしかに、読んでられないヒドい本もありますが、読む側の気持ちや心構えの問題も大いに関係しているのではないでしょうか。何かに役立てようと必死になって読んでいると文章の中から答えが"浮き出て"くるようなことも、しばしばあるものです。
 先ほどの言葉でいえば、「レストランのオーナーになりたい」というビジョンをしっかり建て、そのうえで自分のアンテナに掛かってきた本を必死になって読む。そうすると自ずと道は開けてきて夢は必ず実現する、ということなのだろうと思います。
 『パターソンの営業法則』には、他にもまだまだ参考になる"至言・名言"がたくさんあります。折を見て再度ご紹介したいと思います。




 次回は心理学の分野から1冊、ご紹介する予定です。
(宮崎洋一)
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