ブログ&コラム
企業の繁栄は「報連相」にかかっている
 
 企業は収益を出していくために色々な工夫をします。管理責任者がその成果を出していくためには、「報連相(ほうれんそう)」が重要な役割を果たします。「報連相」とは、「報告・連絡・相談」の略で、企業の繁栄は「報告・連絡・相談」にあるといっても過言ではありません。
 本コラムでは、とくに営業部門・チームの強化という視点から、この「報連相」を解説していきます。
 

 管理責任者は、誰がどこで何をしているのか、あるいはしたのか、仕事の進み具合はどうなのか、などをよりリアルタイムに把握しておきたいものです。それは、現場で起きている実態をつかむことともいえます。そうすることで、状況に対応して適切な展開が可能になってきます。

 例えば、営業マネージャーであれば、次のことが見えてきます。
 担当部署 の営業テリトリーにおける、市場動向や流通動向(顧客、競合、仕入先)を、リアルタイムでおさえておく必要があります。それに対応して、各営業担当者の 1ヵ月、週間、当日の行動予定を照らし合わせながら、現場でのより精度の高い展開に結びつけることができるからです。

 製造現場などで日々行われている定型的な作業の場合、現場責任者は、当日の計画を確認後、役割を振り分け、指示を出します。生産状況、仕掛かり状況など進捗度合いを確認しながら、トラブルなどがあれば都度対応をしていきます。
 
1.何人くらいの部下が適当か
 
 それでは、1人の管理者は何人くらいの部下を見ることができるでしょうか。その数には限りがあります。

 複雑な作業を実施している場合は、5~7人程度と言われています。複雑な作業とは、状況対応で指示を出すことが求められる場合や、決まったパターンの仕事でない場合などがあてはまります。対象が管理職である場合や、前述の営業などの場合が想定できます。
 また、単純作業の場合で15~30人程度と言われています。単純作業とは、それぞれが同じ作業を行うなどの場合です。前述の製造現場などがあてはまります。

 仕事の内容によって、実際の部下の数を意識してすすめて行きましょう。
 
(高澤 彰)
ブログ記事おわり 記事の囲みのおわり